サブスプリクションサービスを始めた人の多くは、極力費用を抑えつつ、できるだけ効率的に運用できるシステムを求めます。
しかし、今までにサブスクリプションに携わった経験のない方は、まずはきちんと決済できるかどうかを考えがちです。
実は、サブスクリプションサービスのキモは、単純な決済機能が数多くあることではありません。
販売する商品が単純ならそれでもビジネスを回せるかもしれませんが、より重要な要素があるのです。
サブスクリプションビジネスの本質は、決済ではなく継続課金
サブスクリプションビジネスは、顧客との信頼関係を作ることが目的の一つです。
継続して取引を続けてもらわなければ利益になりませんから、顧客側のニーズに随時対応できるシステムの運用が必要になってきます。
サブスクリプションに関する定期決済システムだけに注目し、結果「こんなはずじゃなかった」と思った方は、ぜひ読み進めてください。
お金の動きと人の動きを追い続ける
サブスクリプションビジネスにおいては、複数のプランの中から自分に合ったものを顧客に選んでもらうという手法は一般的です。
顧客のニーズは日々進化するものですから、それに応じたプランを練り、運用していかなければなりません。
人間の心は変わるものです。
加入するプランを増やしたり減らしたり、最終的には解約を検討したりと、顧客によっては目まぐるしく状況が変わることもあります。
それらの要望に手作業で対応するのは、顧客が少数の場合はまだしも、100人を超える数になると動きを追うのは一苦労です。
契約時の一回で終わるわけではなく、常にお金・人の動きを追い続けることが、サブスクリプションビジネスのネックとなりうることを押さえておきましょう。
決済が継続することを想定したシステムの運用が重要
サブスクリプションビジネスを行う場合、決済が月単位で継続することを想定し、システムを運用する必要があります。
そこで、決済を自動で行えるシステムを選ぼうと試みるわけですが、システムにおける大抵の機能は「定期決済システム」に集中していて、そもそもサブスクリプションビジネスに必要な骨組みが不透明です。
単純に決済ニーズを満たすだけではなく、顧客が選ぶサービスごとに即時対応できるシステムを利用しなければ、後々数量に忙殺されるのは目に見えています。
毎月同じことを繰り返すのは、多くの事業者にとって苦痛
個人事業主など、小規模事業の中でサブスクリプションビジネスを取り入れる場合、継続課金の仕組みをどこまで自動化できるかが重要です。
特に、経理担当者がいない状況では、全ての決済手続きを事業主だけで行うのは自殺行為です。
継続課金システムを自社商品のために運用するのは、直接売上につながる行為ではないため、結果的に会社の儲けを減らしてしまうおそれもあります。
継続課金システムを選ぶ場合、ルーティーン作業をできるだけ自動化できるものを選びたいところです。
大半の決済代行会社に見られる傾向
続いては、現行の決済代行会社が運営しているシステムについて見られる傾向をご紹介します。
大半の決済代行会社は、以下のような条件を備えています。
セキュリティは万全
おそらく、ほとんどの大手決済代行会社では、国際的なセキュリティ基準を満たしていることがほとんどです。
具体的には、国際決済カードブランド5社が共同策定した「PCI DSS」や、情報セキュリティマネジメントの国際認証である「ISMS」などが該当します。
顧客が差別化するにはやや難しい概念のため、セキュリティ基準を満たした数の多さで判断する方が多いのではないかと思われます。
決済方法は豊富
決済代行会社の中には、たくさんの決済方法を用意しているところもあります。
それをアドバンテージにしてしまおうということなのですが、一般的なビジネスで必要とする決済方法は、ある程度決まっています。
クレジットカード決済やコンビニ決済など、その業種・業態に応じて必要性の高い決済方法は限定されますし、共通して重要性の高い決済方法もあります。
ある程度重要なものを揃えているだけで十分とも言えますから、決済方法の豊富さを決済代行会社選びの基準に据える必要性は、そこまで大きいものではないと言えるでしょう。
流れはオートマチック
一度プランを決めてしまえば、その範囲であればオートマチックに物事が進みます。
売上管理ができるツールや定期的な入金サイクルなど、基本的にはストレスの少ない形で運用できる仕組みとなっています。
ただ、これはあくまでも決済に限った話であり、顧客一人ひとりの動きに連動しているシステムを用意しているところは稀です。
その点に留意して、プランやシステムを選ぶ必要があります。
TAKETIN MPが用意している機能
最後に、当社のTAKETIN MPについても触れていきたいと思います。
一般的な決済代行会社のシステムは、その名の通り決済機能に重きを置いており、継続課金ビジネスやサブスクリプションの概念に基づいた構造とはなっていません。
毎月の決済以上に顧客へのきめ細かいケアが大事であって、そこに注力する予算を最小限にとどめられる点が、TAKETIN MPの魅力です。
販売・顧客・契約管理システム
継続課金ビジネスは、揺れ動く顧客のニーズをとらえることが大切です。
しかし、人力で一人ひとりの対応を行うことは、現実的ではありません。
そこで重要になるのが、販売・顧客・契約に関する管理システムです。
顧客一人ひとりがどのような契約体系になっているのか、課金ルールはどうなっているのかなど、きめ細やかな対応があらかじめ可能な仕組みとなっています。
会員サイト運営機能
会員サイトの運営ができる仕組みを設けていることも、TAKETIN MPのメリットです。
有料コンテンツ管理などの仕組みも整っていて、Wordpressのプラグインも用意されています。
手動で行わなければならなかった手続きの多くを、この機能が代行してくれます。
また、契約者向けマイページも用意しているため、顧客の入力内容がダイレクトに反映される形になっています。
スタッフによる詳細なサポート
TAKETIN MPは複数のスタッフで運営され、チャットで不明点などを確認できます。
また、必要に応じて管理画面にアクセスして対応することも可能です。
数多くの機能の中から必要な分だけを選択できる仕組みになっていて、自分の事業規模・業種ではどこまで必要かを確認し、カスタマイズすることもできます。
おわりに
ここまで、決済代行会社が持つシステムと、TAKETIN MPとの違いについて触れてきました。
そして、定期決済システム「だけ」では顧客管理を十分に行えないこともお伝えしてきました。
あえて一言でまとめると、多くの決済代行会社で用意しきれていない機能を、TAKETIN MPが用意していると言えます。
サブスクリプションサービスにおいて、最初から確実な選択肢を選ぶのであれば、少なくとも顧客管理システムだけでも導入することを考えておきましょう。