決済代行会社との契約を検討する場合、自分の業種に合った会社を選ぶのは簡単なことではありません。
一見似たようなプランであっても、細かく見ていくと会社ごとに大きく異なる点もあり、一概にこの会社を選べば安心といったことはありません。
そこでこの記事では、主要な決済代行会社の中から、特におすすめできる会社をご紹介していきます。
IPS(株式会社ユニヴァ・ペイキャスト)
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株式会社ユニヴァ・ペイキャストによって運営されている、クレジット決済代行サービスになります。
カード決済はもちろん、コンビニ・口座振替・電子マネー・他通貨決済などの豊富な決済の種類を揃えています。
ネットショップ向けのオンライン決済サービスをはじめ、実店舗向けの端末決済サービス、継続課金対応サービス、クレジットカードが普及していない中国向けのオンライン決済代行も行っています。
中国でのビジネスが多い方にとっては、検討する価値のあるサービスが多いのが特徴です。
他には、この会社の特色の一つとして、2つの異なる審査プランを同時に進められるというものがあります。
そのため、他の決済代行会社に難色を示された場合でも、審査に通る確率が高くなるため人気を集めています。
通常の審査プランを同時に申し込んでおけば、OKが出た段階で切り替えることにより、制限の無いプランに鞍替えすることもできるのです。
ルミーズ株式会社
物品販売・食品販売・予約受付サイトなどの、5,500サイト以上の導入実績がある決済代行会社です。
クレジットカード決済機能だけで事足りる業種であれば、ルミーズレンタルカートプランと呼ばれるパッケージを、追加料金無しで利用することができます。
レイアウト設定も簡単に行え、デザインに凝りたい人は独自のCSSを利用することも可能です。
GoogleAnalyticsにも対応しているため、ネットショップ運営に必要な情報を適宜入手できます。
開発に時間がかからないのが、メリットの一つと言えそうです。
GMOペイメントゲートウェイ株式会社
口コミでの評価が非常に高いのが特徴の一つです。
それもそのはずで、主要な決済方式のほとんどが導入可能という汎用性の高さを持っています。
対応サービスも豊富で、数多くの業種に対応できます。
早い入金サイクルを導入しているのもメリットの一つで、早期入金サービスを適用すれば、最短2営業日での入金が可能になります。
締め回数・締め日をカスタマイズできるのは、資金繰りの観点からは大きなメリットになります。
初めての導入が不安な方でも安心です。
専門のコンサルタントが、無料で自社に最適な決済方法を提案してくれます。
集客支援サービスも充実しているため、気軽にビジネスノウハウを提供してもらえる関係性が構築できます。
ソニーぺイメントサービス
オンライン決済手段を豊富に備えており、医療機関向けの商品もあります。
診察券を端末にかざすだけで、受付とクレジットカード決済を同時にできる優れものです。
診察券の代わりに、おサイフケータイや交通系ICカードを用いた決済も可能なため、クレジットカードを持ち歩く習慣が無い方もターゲットとなります。
その場合に気になる個人情報の保護ですが、診察券やICカード自体には情報の書き込みを行わない仕組みが導入されており、紛失時にクレジットカード情報が漏洩するリスクが少なくなります。
小規模なクリニックであっても、導入のメリットは大きいでしょう。
ゼウス
提携パートナーが豊富なため、全国各地への対応が容易になります。
決済代行会社の対応力は各社様々ですが、どうしても地方への対応は人的資源や距離の面で難しい場面に遭遇します。
ゼウスは北日本・南日本とのパイプもあるため、対応力の強さがメリットになる決済代行会社です。
北海道内だけの販売など、一地方の商品販売に特化したECサイトを立ち上げる場合は、ゼウスの持つ対応力に助けられる場面が出てくるかもしれません。
テレコムクレジット株式会社
業種にこだわらない審査を行っている会社の一つです。
アフィリエイト広告事業を展開している関係上、サイト運営者への理解ある対応が期待できます。
それを裏付ける特色として、他社に比べて審査期間を大幅に短縮することを実現している点があります。
そもそもクレジットカード加盟契約には時間がかかり、中には3ヶ月以上の期間を要する場合があります。
しかし、クライアントのニーズに応じ、期間を最短即日まで短くしているのですから驚きです。
もちろん、主要ブランドの使用も可能です。
ROBOT PAYMENT
顧客・会員の管理に強みを持つ会社です。
決済情報に紐付けた顧客管理が可能になるため、塾やスポーツジムなど、継続課金を主体とした業種であれば、検討したい決済代行会社です。
システム自体の拡張機能も充実しているため、固定費の徴収が主になる場合は使い勝手が良いかもしれません。
細かいことを言うと、一度ユーザーの初期設定をシステムで行ったあとは、自動的に課金がスタートする仕組みになっています。
別会社では自動更新に対応していないものも多いため、管理の楽さ加減においてもメリットを感じられます。
DGフィナンシャルテクノロジー(旧:ベリ トランス)
不動産会社向けの決済代行サービスを持つ会社です。
不動産業界は衣食住における「住」の分野となり、ホームレスでもない限り、必ず国民の誰もが帰る家を持ちます。
そのため、クレジットカードの審査に通らない人でも住まわせないわけにはいかず、かつては家賃をクレジットカードで支払うということ自体が難しかった面がありました。
しかし、クレジットカードの普及率が日本国内でも上がるにつれて、家賃をクレジットカードで支払うケースも増えてきました。
マンションオーナーとしても良い属性の入居者を選べる利点があり、これからニーズが増える期待が高い分野でもあります。
イプシロン株式会社
モノを取り扱っている会社には人気がある会社です。
市場価格よりも安価な料金で利用できる配送サービスがあり、サイズによっては半額以下で送れるものもあります。
不正利用からショップを守るチャージバック保証もあり、出費の機会をできる限り減らしたい個人事業主からも人気を集めています。
株式会社ペイジェント
基本料金を支払うだけで、幅広い決済方法を一括で導入できます。
ECサイトと併せて実店舗も持っている会社であれば、取り入れるメリットはあります。
EC構築パッケージや複数のショッピングカートに対応できるため、低コストでの導入が可能です。
おわりに
同じようなサービスの中に、一部特色を持つサービスが隠れているため、実際に導入を検討する場合は、決済代行会社のサイト情報を確認するだけでなく、直接担当者とやり取りすることをおすすめします。
地域性や実店舗の有無も、サービスを選ぶ一つの基準になるかもしれません。