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会員サイトの作り方|WordPress不要で作る方法も紹介

moca

オンラインでのサービス提供が増えるなか、自社の講座やコンテンツを有料で届けるために「会員サイト」を作りたいという事業者が増えています。この記事では、WordPressを使う方法はもちろん、専門知識がなくても作れるノーコードツールまで、具体的な作り方をわかりやすく解説します。

会員サイトとは?基本の仕組みと活用メリット

会員サイトとは、ログインしたユーザーだけが閲覧・利用できる限定コンテンツやサービスを提供するWebサイトのこと。たとえば、有料動画、PDF教材、オンライン講座、メンバー限定の情報などを保護することができます。

メリットとしては、次のような点が挙げられます。

  • 顧客の継続率やロイヤルティ向上
  • 会員数の増加により売上が安定
  • 「特別感」を演出できる
  • 顧客管理やマーケティングにも活用しやすい

さらに、顧客との接点をオンライン上で持てることにより、リアルでの接点が少ない事業でも長期的な信頼関係を築くことが可能になります。会員サイトを起点として、サブスクリプション型の収益モデルやコミュニティ運営へと展開することもできるため、中長期の事業成長に寄与する仕組みといえるでしょう。

会員サイトって難しそうに見えるけど、うまく使えば売上も信頼もアップする頼れる仕組みなんだよ!

はくにゃん
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会員サイトの作り方3選

はくにゃん
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どの作り方にもメリットとコストがあるから、自分のビジネスに合う方法を見つけようね!

WordPress+プラグインで作る方法

最も柔軟性が高いのが、WordPressをベースにプラグインで機能を追加する方法です。代表的なプラグインには以下があります。

  • Paid Memberships Pro:基本機能が無料で使え、有料アドオンで拡張可能
  • MemberPress:直感的な操作で強力な機能を備える
  • WP-Members:日本語環境でも安定

これらのプラグインを使うことで、登録者ごとの権限設定やコンテンツ保護、定期課金機能などを細かくカスタマイズできます。WordPressテーマとの親和性も高いため、デザインの自由度を保ちつつ、自社ブランディングを強化できます。

一方で、導入に際しては多少のHTMLやCSS、PHPの知識が必要なケースもあります。セキュリティ対策やバックアップ体制の構築など、サイト運用の全体設計も含めて準備しておくことが大切です。

WordPress不要!ノーコードツールで作る方法

「WordPressはちょっとハードルが高い…」という方におすすめなのが、ノーコードで簡単に会員サイトを作れるサービス。以下はその代表例です。

  • STORES:ネットショップと連携可能。月額制での販売にも対応。
  • Teachable:オンライン講座に特化。日本語にも一部対応。
  • Kajabi:マーケティング機能まで一体化された総合プラットフォーム。
  • noteプレミアム:気軽に始められる月額マガジン型。読者との距離も近い。

これらのサービスの魅力は、難しい設定なしでスタートできる点です。コンテンツの投稿、決済設定、会員への自動配信、サポート対応まで一括管理できるため、1人で運営する小規模事業者にも最適です。さらに、決済失敗時のフォロー機能や、メールマーケティングとの自動連携機能なども備えており、運営の効率化につながります。

オリジナル開発・アプリ連携で構築する方法

中〜大規模の事業者や、独自性を重視したい場合は、システム開発による会員サイト構築も検討されます。たとえば、既存のECサイトや予約システムと連携させて、会員限定機能を持たせる方法です。

この方法では、完全に自社仕様の設計が可能になるため、ブランドの世界観や機能要件を細かく反映できます。たとえば、特定の顧客ランクに応じた特典表示、ポイント制の導入、外部アプリとのAPI連携なども柔軟に対応できます。

ただし、開発コストやセキュリティ対策、運用保守などの面から、初期投資が必要になります。サーバー負荷やデータベース設計の見直しなども必要になる場合があり、ITに強いチームが社内または外部にあることが前提となることが多いです。

会員サイト運営の注意点と工夫

作るだけじゃなくて、運営していく工夫が大事!続けやすさを意識するといいよ。

はくにゃん
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会員登録からログインまでの導線をわかりやすく

会員サイトに訪れたユーザーがスムーズに登録・決済・ログインできるようにすることが大切です。手間がかかると離脱につながるため、画面設計や導線のシンプルさがカギとなります。

入力フォームの項目数は最小限にし、できるだけステップ数を減らすことで、途中離脱を防ぎます。決済ページは安心感のあるデザインにし、利用規約や問い合わせ先のリンクも明記しましょう。スマホからのアクセスも増えているため、モバイル表示に対応しているかも重要なチェックポイントです。

コンテンツ更新とサポート体制の継続

一度作って終わりではなく、定期的にコンテンツを更新したり、会員からの問い合わせに対応する体制を整えたりすることが、信頼獲得につながります。カスタマーサポート用のメールアドレスやLINE公式アカウントを用意しておくと安心です。

また、コンテンツの更新頻度やスケジュールを事前に提示しておくことで、会員の期待値を適切にコントロールすることができます。質問対応の時間帯や返信までの日数を明記しておくと、無用なトラブルも避けやすくなります。

会員管理と分析も忘れずに

誰がどのコンテンツをどれだけ利用しているのか、解約率はどのくらいかなどのデータを把握することで、次の施策や改善につながります。ツールによっては自動的にレポートを出してくれるものもあるため、機能を比較する際のポイントにすると良いでしょう。

さらに、会員の属性データやアクセス履歴を活用して、よりパーソナライズされたコンテンツ提供も可能になります。たとえば、特定ジャンルに関心のあるユーザー向けに個別レコメンド機能を設けることで、満足度と継続率が大きく向上します。

導入前にチェックしておきたいこと

始める前にチェックすると失敗しにくいよ!焦らずひとつずつ確認してみて。

はくにゃん
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会員サイトを作る前に、以下の点は最低限チェックしておきましょう。

  • 会員に提供する価値(コンテンツや特典)は明確か
  • 決済方法と料金設定は現実的か
  • 使うツールのサポート体制や安定性は十分か
  • どこまで自分で管理できそうか

加えて、会員のニーズに合っているか、競合サイトとの差別化ができているかをあらかじめ確認しておくと、リリース後の集客や継続率にも良い影響を与えます。また、必要に応じてベータ版としてテスト運用し、ユーザーの反応を見ながら本格リリースに移行するのも効果的な方法です。

まとめ

会員サイトの構築は難しそうに見えて、実はノーコードツールを使えば誰でも始められる時代です。事業の規模や目的に合った方法を選び、無理なくスタートしましょう。継続的に価値を届ける仕組みが、安定した収益と信頼につながります。

ABOUT ME
TAKETIN調査兵団
TAKETIN調査兵団
編集長
某企業のマーケティング部に勤務するも、「もっと自由に世界を調査したい!」と謎の衝動に駆られ、TAKETIN調査団を立ち上げる。最初はブログだったが、いつの間にか団員(読者)が増え、気づけば編集長に。本人いわく「気づいたら編集長になっていたので、責任感はそこそこです」とのこと。
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